グラッチェ 会の記録


神奈川横浜を中心に、春山・夏山・秋山・冬山、すべての山で活動している山岳会です。
教育山行ももりだくさんです。ただいまメンバー募集中。

http://ocha-time.xsrv.jp

2020年10月31日土曜日

【場所】妙義木戸壁

【日時】10/31()

【メンバー】kazu、T氏

【天気】晴れ

5:30に新座駅を出発して7:30旧国民宿舎の駐車場に到着。(トイレ有り)8:00に出発し、急な沢の登山道を約30分登ると登山道とと岩場取り付きへの分岐へ。そこから50m程で岩場取り付き到着。既にの1ピッチ目にソロ、取り付きにさらにソロの方がいて3番目の到着だったが、2番手の方が別ルートに変更した際に1つ繰り上がって2番手となった。僕らが登り始める頃にはソロの方は戻ってきてさらに後ろに3パーティー増えて全6パーティーとなった。


9:00頃登攀開始。Tさんリードでスタート。岩はとても安定している。とはいえホールド確認と支点の確認を怠らず登る。ホールドはチキンヘッドでほとんどがば。加えてフリクションも高くて安心。中間支点は全てペツルのボルトでジム位のボルト感覚で打たれている。岩の特性上なのか平面があまりない為、ナット締結しきれずにハンガーが少し浮いているのもチラホラあった。





60mロープだったので3ピッチ飛ばせたけど、クイックドローの手持ち少なかったのと先行のソロに追いついてしまったので、12ピッチだけ飛ばしてピッチを切った。


3ピッチ目は僕がリード。このピッチのみ、ルートから外れると土っぽい所があるけど基本外さないから問題なし。松の木のテラス付近は土のテラス。ここでピッチ切る。


ごちゃごちゃ



初めて見たボルト。見るからに弱そう。


4ピッチ目も僕がリード。一応核心部。少し被り気味のところがあるけどホールドも沢山あって難しくない。


5ピッチ目はTさんリード。ここも難しいところはなく6ピッチ目も繋げて終了。




各終了点はカラビナが入らない位ごちゃごちゃ





ここは全ルートを懸垂下降でもどる。

僕が着いた頃先行のソロの方が降り始める。降りきったところでこちらも懸垂開始。ここは岩に絡みやすいので細かく切って降りた方が良いらしいけど、ソロの方は短いロープで途中途中で何度も区切って降りていくので同じ支点でカチあっちゃうし、登ってくるパーティーともカチあっちゃうしでもう大混雑。60mロープなので2回で一気に降りた。ロープも投げず肩掛けして落とさないように気をつけながら。ロープ引っかかる事無く無事降りられたけど途中松の木のテラスでロープが絡み大ロスしてしまった。それでも約3時間ちょっとで降りてこられた。


終わったら軽く食事して丁須の頭まで登山して16:00下山。丁須の頭はクサリあるけどムリ!迷わずロープ出しました。

2020年10月29日木曜日

小川山フリー

 【日程】2020/10/25 (日)

【場所】小川山 妹岩
【メンバー】なかさん、ぐっさん、こもり (ブログ記入)
【形態】個人山行
【天候】晴れ
【行程】
10/24 各自 廻り目平集合、テント泊
10/25 [8:00]キャンプ場発 - [9:00]妹岩、クライミング - [12:00]妹岩発 - [12:30]廻り目平駐車場にて解散

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小川山でのクラッククライミングに行ってきました。
11月のキャンプ場閉鎖を前に多くのクライマーがいる中で、
秋空の下初めてのクラックを満喫してきました

前日は廻り目平にテント泊してBBQ、明太チーズもんじゃが逸品
楽しい話とワインがすすむ、酒豪が二人いた

朝はあまりにも寒いので焚き火を起こしてゆっくり目に準備
日が当たり岩があたたまるのを待つ

渡渉地点から妹岩とマラ岩
よく見ると左の岩中に、小さくクライマーの姿が

この後取り付きに着くも、すでに3人待ち
マラ岩含め、近場のどのルートもすでに順番待ちの長蛇の列があり、
1時間近く待った上でのスタートに

妹岩の愛情物語 (5.8) なかさんリード



続いてこもりがトップロープで登らせてもらいます
人生初クラック、楽しい

ぐっさんリード
カムを決めながら登っていきます

開始前の順番待ちで時間を費やしたため、この日はこの一本で終了となりました。
この辺りの人気ルートになると、
①平日に来る ②休みの朝一 ③休みをその一本に費やす
しないと登れなさそう。

小川山に個人山行で入ったのは初めてだったので、アプローチ含めて勉強になりました。
人気ルートでも、意外と道が整備されていないんですね。
解散後、散歩がてらキャンプ場周辺の親指岩などの位置も確認できたので、
少しずつ行くエリアを広げていきたいです。

クラッククライミングについては、まずは下の点が今後の課題になりそうです。
よく練習しておきます。
・手はサイズさえ合えば想像していたよりも効きやすいが、
ハンドが入り切らない小さいクラックが難しい
・足も同様に小さなクラックに決めるのが難しい
・足が痛い!岩の冷たさと相まって途中から感覚が完全になくなった。要対策。

なかさん、ぐっさん、ありがとうございました!


おまけ

なかさん、渡渉でズボる
どう考えても冷たそうだが笑顔でOKマーク、強い。。。


2020年10月27日火曜日

天狗山ダイレクト

天狗山山頂から瑞牆山・金峰山


【日程】2020.10.24(土) 
【場所】天狗山ダイレクト
【メンバー】なか、ぐっさん 
【形態】個人山行 
【天候】晴れ
【行程】 24日 [8:30]馬越峠駐車場→[9:20]天狗山ダイレクト取付き→[9:40]登攀開始→[14:10]天狗山山頂→[15:00]馬越峠駐車場

2020年10月26日月曜日

太刀岡山 左岩稜

 【日程】2020.10.24(土)、25(日) 

【場所】太刀岡山 左岩稜
【メンバー】やーご、のりお 
【形態】個人山行 
【天候】両日とも晴れ
【行程】 24日 [9:00]太刀岡山駐車場→[9:30]左岩稜取り付き→<1Pのみ>→[12:15]太刀岡山駐車場
25日 [10:00]太刀岡山駐車場→[10:25]天狗山ダイレクト取り付き[10:45]→<左岩稜9P>→[14:20]鋏岩→[14:40]祠→[15:00]太刀岡山駐車場
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駐車場から見た太刀岡山

前の週に高山で雪が降り寒くなってきたので、谷川をやめて太刀岡山へ。
久々の快晴だ!!しかも土日とも!!自ずとテンション上がります。
しかし、前日の金曜日に雨が降っているので岩の状態が心配。。

2020年10月24日土曜日

乾徳山 中央稜

【日程】2020/10/24 (土)

【場所】乾徳山
【メンバー】Iさん、Tさん、齋藤 (ブログ記入)
【形態】個人山行
【天候】曇りときどき晴れ
【行程】
 [9:00]駐車場  [10:30]下降点到着 [11:00]開始 [15:30]山頂 [16:45]駐車場

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予定では三つ峠であったが、講習で相当数入っているようで、混雑が予想された。そのため急遽、乾徳山に転進する。駐車場まで急ぐ。天候は晴れだが、近づくにつれ、山頂付近がやや雲がかかっていることが分かった。


駐車場から登山道を行く。歩き始めは少し寒く、手が悴むが、その内、背中にじわり汗をかくようになった。ヤマラッキョウの花を愛でながら、何とかかんとか登山道を登る。


下降点につくと、北側の景色を眺めていた登山者から「ここを降りるんですか?」と不思議そうに聞かれた。登山者が言うには気温は5度。日差しは残念ながらなく、北風に体感は1~2度くらいか。中間着を着込んで取りつきへの下降を行う。

下降は足元が不安定で落石の危険と常に隣り合わせであった。ロープが触れるとガラガラと簡単に崩れる。慎重に下降を繰り返し、取りつきにつくと、先行パーティーは1組だった。


木がなくなったからか、風が下降点よりも強目。しかし、段々と日が射すようになっており、心配だった天気は好転の兆し。先行パーティーが抜けるのを待ち、Iさんがリードする。

Iさんはピナクルや立木で次々と支点を確保する。スイスイと核心部も抜けていく。フォローの自分の方が時間がかかっているくらいだ。特にガイドヌンチャクは有効かもしれない。手際の良さやロープの扱いを間近に見ることができた。

ところで、核心部や3P目あたりの岩は最近剥がれたであろう跡が散見された。ガバだと思い掴んだホールドも、確かめると小刻みに動き少し震える。こういう危険因子も察知できる広い視野が必要だと感じる。


途中、登山道を経由し山頂まで、ロープを伸ばした。到着の頃には、すっかり青空が広がり、風もおだやかとなった。山頂でゆっくりしたかったが、朝出遅れているので、そのまま下山することに。秋のクライミングを楽しんだ。

2020年10月18日日曜日

東トキン岩クライミング

東トキン岩


【日時】10/18()


【メンバー】青木ガイド、宮田


【天気】晴れ 10℃以下くらい


【内容】

青木ガイドから東トキン岩に新規でルート作ったとの事のでお誘いを受け行っててきました。

前日は雨。アプローチは笹薮で濡れるので、遅めの12:00頃ゲートの前に駐車し出発。数分歩くと左側に立ち木があって小さなピンクテープがある所がトレイルへの入り口




人の背位ある笹薮を15分進むと開けた広い山頂にでる。山側を左にしてやや右方向に向かって降りて行き斜面に入ったら右へ右へ降りられそうな斜度の薄い踏み後をたどる。しばらく下って今度は岩の基部に沿って降りていくと、北斗などの昔からあるマルチピッチルートのエリアに到着する。さらに基部を進むと佐久のクライミングジムの方が作ったというルート。さらに基部を進むと、今回の目的の青木さんが新規でつくったルートのエリアに到着する。ボルトは全てケミカルボルトだそうです。




早速準備して登る。今回は青木さんにロープ張ってもらって全てトップロープで。


まずは米栂5.9

22m位のルート。垂壁気味から始まり途中やや傾斜が落ち左に右に楽しいルート。アップにちょうどいい感じ。



続いて、ナナカマド5.10a

出だしの小ハング乗っ越しのワンムーブが5.10aであとは5.9でこちらもおもしろい。


次は(名前なし)5.10b

こちらは出だしが少し濡れてて難しく感じたけど出だしの小ハング越えが数手難しく10.bそれ以降は2m位の指サイズのクラックの限定ムーブ。右に逃げれば5.10aだそう。


スイートコーン5.9

こちらは傾斜緩めのスラブ。緩めだけどカチッとしたホールドはなく少し緊張するルート。


ホクト5.10c

最後に、こちらは昔からあるマルチのルートホクトの1ピッチ目を。他と同じく出だしの小ハングを越え、右へ左へトラバースもあったりで楽しい良いルート。


ここまで登って16:00過ぎたので来た道を戻って30分ほど歩いて下山。

2020年10月15日木曜日

天狗山(天狗山ダイレクトの偵察)

【日程】2020.10.11(日) 

【場所】天狗山(天狗山ダイレクトの偵察)
【メンバー】こうの、やーご、ぐっさん、のりお 
【形態】個人山行 
【天候】霧雨→曇り
【行程】 [8:00]ななーず集合→[9:40]馬越峠→<下降点>→[10:40]ケルン→[10:50]天狗山ダイレクト取り付き→<1P目右を巻いて2P目取り付き>→<2P目以降も右を巻いて三段岩壁取り付き>→[11:35]三段岩壁取り付き→<ケルン上部の登山道までトラバース気味に下りる>→<登山道に戻る>→[13:00]天狗山山頂[13:30]→[14:00]馬越峠
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今回も天気に振り回された一週間でした。
ようやく秋晴れが続くと思いきや、台風、、、、
本来は明星山に行くはずだったのにーーー天狗山ダイレクトに転進となりました。
しかし、天気予報は曇りで微妙な感じのまま出発。
馬越峠に着いたが、小雨・・・・しばし車の中で待機し、雨が止んだところで出発。

2020年10月10日土曜日

稲子岳 南壁左カンテ

【日程】2020/10/4 (土)

【場所】稲子岳 南壁左カンテ
【メンバー】こうのさん、やごさん、かずきさん、こもり (ブログ記入)
【形態】個人山行
【天候】曇り
【行程】
10/3 各自 稲子湯駐車場集合、車中泊
10/4 [7:00]稲子湯発 - [8:20]しらびそ小屋 -  [10:00]南壁左カンテ取り付き [12:30]トップアウト - [15:30]駐車場着、帰路
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前泊して稲子岳 南壁に行ってきました。
小森にとっては初のルート、
直近で入会されたかずきさんもGrazieでは初のルート入りになります。

当日は曇り、日が差さずとても寒い中での登攀となりましたが
(上の写真もみんな鼻が赤い、、、)
背後の天狗岳-硫黄岳の絶景も楽しめ、
とても充実した参考となりました。

登攀パーティー
こうのさん-こもり
やごさん-かずきさん


アプローチ
稲子湯の駐車場にて
前泊もお酒はなし!!

しらびそ小屋への道中、まだ日が差しています


1P目 (こうのさん, やごさんリード)
取り付きにて

やごさんリードでスタート

1P目フォロー中のかずきさん
凹部の中を抜けます


2P目 (こもり, かずきさんリード)
Grazie初(?)導入、360度カメラ
壁の迫力がすごい!

初ルートのこもりはロープの流れが上手く行かず。
聞いてはいましたが長く伸ばすと影響がモロに出て、ロープの引きが一気に重くなります。
今後の練習課題です。


3P (こうのさん, やごさんリード)
3P目を下部から
カンテと名前はついていますが、凹部の中が多いです
チームを組んで登るこの状況、まさに憧れていた登山
見るからに楽しそう

かずきさんリード



4P(こもり, かずきさんリード)

4P全景
先行するやごさん-かずきさんパーティー

核心部リード中のかずきさん

背後には絶景!!

カム固め取りの支点、参考になります

先行やごさんフォロー中、後続小森リード中


トップアウト
こうのさん
初ルートこもりが早々に写真撮影をギブアップ宣言したため、
こうのさんの写真が少ないです、すいません。。。
次回は撮れるようになっておきます。

かずきさん
天狗岳をバックに満面の笑み

トップアウト後

寒い中での登攀となりましたが、
初ルートのこもりにとっては、初めてのことばかりでとても勉強になりました。

一般ルートから外れての取り付きまでのプチ読図しながらのアプローチ、
取り付きでの準備(ザックもセルフ取る、落石のルート避ける)。
登山靴ザックの中に入れるのが新鮮でした。
登攀時含め課題も多く見つかりましたので、よく練習しておきます。

なによりも初めて壁の中から見る景色は、
切れ落ちた足元直下から全面に広がっている絶景。
普段山頂から見る景色とは全く違う、
クライミングをやらないと見られない景色が強く印象に残りました。

ご一緒させていただいたこうのさん、やごさん、かずきさん、
ありがとうございました!!
また是非お願いします!!


おまけ

当日繰り返し出ていた「寒い」の言葉。
(やごさんは取り付き~トップアウトまで終始寒いを連呼されてました。。。)

調べると当日は麓の野辺山(標高1,350m付近)で最高気温が16度でした。
稲子岳(標高2,380m)だと約1,000m上なので、最高気温は10度前後と思われます。
夏山気分も抜けていなかったため、ことさらこたえる寒さでした。
山はもう晩秋の気配ですね。