グラッチェ 会の記録


神奈川横浜を中心に、春山・夏山・秋山・冬山、すべての山で活動している山岳会です。
教育山行ももりだくさんです。ただいまメンバー募集中。

http://ocha-time.xsrv.jp

2021年1月23日土曜日

角木場アイス

 当初は、1日目:赤岳鉱泉アイスキャンディー、2日目:峰の松目マルチアイスの予定だったが、美濃戸では雨の天気予報。とりあえず美濃戸入りしてみたがやはり雨…赤岳山荘まで上がれば雪に変わっていると読んで林道を上り始めるが結構ツルツルな路面で一旦撤退。雨もあって周辺でお茶を濁す作戦に変更。気温が下がってくる予報だったので時期に雪に変わる?と睨んで八ヶ岳山荘でコーヒー飲みながらしばらく停滞。9時過ぎた頃雪に変わってきたので、角木場に転進!

上流の氷柱に到着し、トップロープ(徒歩で上部に回り込みセット可能)をセットしてⅤ級・5m程のルートをルート取りを変えて何本か登った。

しばらくして、知り合いのガイドさんが登っていた隣のⅥ-くらいのルートも数本のぼった。




最後に、隣の氷瀑に移動しマルチアイスの練習。1ピッチの簡単な氷瀑でリード・フォロー、懸垂下降の練習・確認。

この日はここまでで終了。

2日間の予定でしたが、1日に短縮し終了しました。

※写真撮れずすみませんでした^^;

<メモ>

・滝の抜け口は氷が無かったり不安定で落ちやすいので、落ち口前後で中間支点を取るようにする。

・V字スレッド用に22cmのスクリューは持っておく・残しておく。

(22cmのV字スレッドで3名静荷重



のイメージ)

2021年1月18日月曜日

八ヶ岳 中岳北東稜

【日程】2021/1/17(日)
【場所】八ヶ岳 中岳北東稜
【メンバー】やーご、りお、ぐっ
【形態】個人山行
【天候】曇りのち晴れ
【行程】 1/16(土) [21:30]八ヶ岳山荘→仮眠
1/17(日)[4:30]起床→[6:10]美濃戸P→ 南沢 →[8:40]行者小屋 →[9:30→中岳北東稜取付き→[11:30]中岳山頂→[12:10]行者小屋→[12:50]赤岳鉱泉 昼食→[14:45]美濃戸P→帰路
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新人のりおさんに冬のバリエーションルートを楽しんでもらおうということで、比較的短いルートの中岳北東稜に行ってきました。
自身も2年ぶりのルートだったので楽しみにしてました。
今年は八ヶ岳の雪が少ないという情報だったのですが、実際に行ってみると情報通り少なかったです。
2年前の中岳北東稜は、樹林帯を抜けると真っ白な尾根が続いていたのに、今年は所々黒いところが見えていて雪が少ないことを実感させられました。

2021年1月15日金曜日

年末年始 燕岳

 【日程】2021/1/1(金) - 3(日)

【場所】北アルプス 燕岳
【メンバー】こもり、Tづき(会外より)
【形態】個人山行
【天候】曇り/雪
【行程】
1/1(金) [11:30]宮城駐車場発 - [15:30]中房温泉着

1/2(土) [7:00]700中房温泉発 - [8:20]第2ベンチ - [10:20]合戦小屋[10:50]
 - [12:00]燕山荘[12:50] - [13:30]合戦小屋 - [15:20]テント設営

1/3(日) [5:00]起床 - [7:30]合戦小屋発 - [9:30]中房温泉[10:00] - [13:00]宮城駐車場、解散

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すごくベタですが、年末年始の燕岳に行ってきました。

自身の雪山経験が少ない中、
・雪山での行動に慣れること
・テント泊に慣れること
・西高東低冬型の天候での森林限界上で寒さ・強風を経験すること
が目的での山行です。

以下、普段とはテイストを変えてツラツラと備忘録的な記事です。

31日の大晦日、諏訪にてTづきさんと集合、諏訪大社に初詣
1年の登山での安全を祈願しました
クイズ勝負に負けて初詣の車の運転をすることに、大晦日なのにお酒飲めず

1日目は中房温泉までの林道歩き
長い

2日目、合戦小屋から上の稜線に出て
気温は朝-16℃、昼の行動中は-13℃
風はこの場所でおそらく10m/s程
想像していたよりも行動に支障はなかった


燕山荘の前で
風はおそらく15m/s程?
風向き、風の強さが一定だったので、ここでも意外と歩行に支障なし
ただ強風の中ゴーグル、グローブをつけての細々とした動作に非常に手こずる
地図は出しにくい
腕をまくっても腕時計が見えない
携帯出しにくい
行動食食べにくい、いつもの柿の種に食欲をそそられない
サングラスが曇って使い物にならない
etc...
細かいところ要改善ですね


合戦小屋まで降りてテント泊の準備

以下今後の為にテント泊・雪中行動の備忘録
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・テント泊の整地だけで1時間かかった
 天候が悪いときに備えて時間短縮の工夫のこと
 (どなたかコツを教えて下さい・・・)
・ペグ効かず(予想通りだけど)、ベストな固定方法要確認のこと
・テントに入るたびに雪が入り込む、何か対策必要
・テント内の結露がひどい、朝火をつけて洪水になる前に処理必要
・寝袋内、口の前の結露もひどい。顔周りどう出して寝るのがベストですかね?
・水関連
 →ジェットボイルで雪溶かすのに10g/L
  そこからさらに沸騰させるのに10g/L程度ガス消費
 →水つくり1人でやって2L/30分、皆さんどの程度の時間かかるんですかね?
 →行動用にテルモスに500mL、プラティパスに500mL携帯
  今回の天候であればテルモス500mLで十分足りた
  ザックの奥底であればプラティパスも半日はギリギリ凍らず
・行動食
 →同じ食事をとっても、どの日も夏より腹の減りが1.5倍程早い
  寒いとカロリー消費やっぱり早いんですね、行動食増量のこと
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皆さんこうやって冬の生活に慣れていくんだろうなと思いながら、
楽しくやっていました。

3日目、下山の道はふかふか

中房温泉まで下山

長い林道が終わり、駐車場着
昨晩結構降ったようで、入山時雪のなかった駐車場も白くなっていました


天候について、事前にはかなりの荒天が予報されていましたが、
実際は思っていたよりも荒れませんでした。
帰宅後調べてみると(下の天気図は少し時間ずれていますが)、
・本州に等圧線3本 (間隔500km程)
・850hPaで-6℃線が本州の南縁
で今回の天候になったようです。
事前の予報よりも早く寒波が北上し、気圧、気温配置も好転していたようです。
今後のいい参考になりそうです。


雪山での行動に慣れることもでき、何よりも楽しい山行になりました。

大晦日、初詣、年始の山行と付き合ってくれたTづきさん、
今回もありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。

2021年1月12日火曜日

白毛門 ラッセル山行

 【日程】2021/9/12(土)

【場所】白毛門
【メンバー】こうのさん、やーごさん、しもばやしさん、かずきさん、りおさん、あわたさん、こもり (ブログ記入)
【形態】会山行
【天候】曇り、一時雪
【行程】
1/8(金) 各自 ロープウェイベースプラザ 集合 (前泊)
1/9(土) [5:30]起床 - [7:00]ロープウェイベースプラザ発 - [12:15]1154~1484ピーク間で撤退開始 - [14:15]取り付き点 - [14:45]ロープウェイベースプラザ - 温泉食事後各地

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いい雪が降ったと聞いて、上越は白毛門へラッセルをしに行ってきました。
途中までは天候にも恵まれ、昨日までに降った深雪の中、
充実のラッセル山行となりました。

写真は最終到達点での一コマ


何気に前泊初参戦、楽しい
会所有の6テンが至極快適

前泊はベースプラザ
早朝にかずきさん合流後、準備して出発

スタート直後は膝下程度のラッセルから

入会後初参戦のりおさん

早速ラッセルもモリモリこなされていました

対面に一際輝く谷川岳
どの尾根も実にカッコいい、いつか行かねば
早い時間帯は晴天にも恵まれました

雪庇が発達
木の側、動物の踏み跡をなぞるのが鉄則
そこから1mも離れると、踏み抜きのリスクあり
先頭がラッセル中は、後続が注意、取るべきルートを指示のこと
10時頃からは空も曇りがちに

右の方にパワーが有り余っている人がいますね・・・
しもばやしさん曰く「ラッセル免許お持ちの方」

実際は潜りやすい深雪(股下くらいまで雪)+急傾斜で、
とてもきついラッセルとなる斜面でした・・・
膝を使ってキチンとステップを作り、十分に行きが固まるのを待った後、
荷重を分散させて乗り込む必要あり

この後冒頭の写真箇所までいって時間切れで撤退開始

下山時、取り付きの急傾斜は懸垂下降にて
木を支点に、ATCガイドを使ってロープを固定して、2人同時懸垂


寒波のピークを超えた後でしたが、
早朝の晴天→曇り→撤収地点近辺での急な風雪の悪化と、
目まぐるしく天候が変わる日となりました。

時間切れで山頂まで到達しなかったので、
日を改めてリベンジしたいところです。
みなさん、ありがとうございました。


おまけ

下山後は温泉(湯テルメ)+焼き肉(弁慶)
湯テルメから見えた万太郎山が標高以上の大迫力で印象に残りました

大盛りのご飯に喜ぶ人
もとい、
「ここはご飯が少ないから大盛りのほうがいい」という言葉に騙された人
(後ろに写ってる人が犯人です)

2021年1月9日土曜日

 八ヶ岳・赤岳鉱泉ベースアイスクライミング合宿


日程:2020/12/29〜31

成員:かずきさん、さいとー(記入)
形態:個人山行
天候:29晴れ 30強風雪 31曇り
工程:29アイスキャンディー 30乙女の滝 31南沢大滝小滝偵察



===DAY1===


12月28日夜の国道20号。赤岳山荘行きの車の中で急遽計画は立てられた。当初、赤岳縦走計画であったが体調不良で2名となったため、強い寒気が30日前後に入る予報だが、全日アイスとした。




道中、鍋の買い出しやらして、29日は7時くらいの歩き出し、赤岳鉱泉にテントを張り、さいとーは人生初アイスキャンディー。




左端は、氷柱みたいにアイスボルダーチックで、意外に楽しく16時までのぼり込む。



何度見ても、拝んでる姿に本当にみえるな〜とか


大同心大滝もみえるしな〜とか。この日は、晴天でかなり暖か。今となっては、どこか登りに行ってもよかったかな〜?




日が落ちるとさむ〜。テントに避難して鍋をつつく♪ 夜中トイレに起きた空は晴れているものの、風が強いな・・・




===DAY2===







30日早朝。鍋の残りを流し込んでテントを出る。向かうはジョーゴ沢。雪は深くなくラッセルもなし。f1は危ういので、高巻きf2(写真)でギアアップし、沢を詰めた。




しかし、どんどん天候は悪化傾向。乙女の滝についたころ、強風雪でサングラスなしでは、目を開けていられない状況になった。もれなく寒い。体感でー20度くらいか。滝に取り付いたはいいものの、ビレーしてられなくなったので早々に撤退。。。





かっこいい滝だ。リベンジしたいな〜。かえりしな雨が降ってきて、ギアはガチガチに凍った。テントに戻って溶かすと滴る乙女のエキスw 男2人寒いテントでできる話があるのである。 





===DAY3===


最終日。南沢大滝小滝の偵察。できれば登りたい。行者小屋経由で赤岳山荘に戻るルートをとることにした。

朝、テントを撤収する。フライから何からガチガチに凍ってしまって、袋に戻せない。何とかかんとか、テン場を出るのに2時間以上かかってしまった。行きより荷物の量がある気がするw

前日の寒さでスマホがいかれて写真はないので、数日後の写真を転用。混んでいた小滝と去年の1.5倍の発達を見せる大滝を眺め、そのまま帰宅した。








初体験ありで、個人的には、いろいろ勉強になった山行でした。お疲れ様でした。