グラッチェ 会の記録


神奈川横浜を中心に、春山・夏山・秋山・冬山、すべての山で活動している山岳会です。
教育山行ももりだくさんです。ただいまメンバー募集中。

http://ocha-time.xsrv.jp

2021年2月26日金曜日

八ヶ岳 赤岳真教寺尾根 (扇山まで)

【日程】2021/2/23(火)

【場所】八ヶ岳 赤岳真教寺尾根 (赤岳東稜偵察)
【メンバー】やーご、こもり (ブログ記入)
【形態】個人山行
【天候】晴れ、西の強風 (午前風により稜線上ガス→午後晴れ)
【行程】
2/23(火)
サンメドウズ駐車場発[7:00] - [9:00]リフト頂上駅[9:30] - [11:00]牛首山[11:30] - [11:50]扇山[12:00] - 牛首山[12:30] - [13:45]サンメドウズ駐車場 - 下山

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やーごさんにご一緒させていただき、
来週の転進先候補に上がっている赤岳東稜の偵察に、
真教寺尾根を扇山まで登ってきました。

強風予報、トレースの無い中でルートを見ながらの歩行と、
とてもためになる山行でした。

やーごさん、ありがとうございました!



この日は午前、午後とも3,000mで30m/sを超す西の強風予報。

上の写真2枚は朝同じ時間にサンメドウズスキー場駐車場より撮った、
上は東側(金峰山側)、下は西側(赤岳側)の写真。

同じ時間の写真でも、
赤岳側は強い西風の影響で稜線から雲が発生し明らかに視界が悪そうだが、
逆の金峰山側は晴れていることがよく分かる。
駐車場でも写真に写っている大きな木の幹が揺れ、
停止している車の中でも風で車体が揺れていることが分かる程の強風だった。

この強風で樹林帯を出るのは厳しいとの判断で、
目的地を牛首山まで、12時下山開始と相談して登り始めた

アプローチはスキー場に入って、向かって左手前の建物の横から、
左側樹林帯に入ります

樹林帯の中、スキーリフトに沿って上がっていく
前日の温かい天気のため、表面2cm程が凍った硬いモナカ雪
一部膝まで沈む

途中隣のリフトが動き出し、人の声が聞こえる気もしたが、
気にしたら負けだと思いながら心底ラッセルを楽しんだ

リフト山頂駅に到着
PE◯KSの表紙みたい

真教寺尾根の途中から見た赤岳東面
竜頭峰から右下に伸びる東稜がよく見える

本日の目的地、牛首山に到着
強風の影響を心配していたが、
樹林帯の中+東面だったため、牛首山までは風を強く感じることはなかった

牛首山から見た権現岳(左)と旭岳(右)
この角度から見ると、きれいな双耳峰にも見える
どちらもスッキリとした東稜がとてもカッコいい
地獄谷からアプローチ可とのこと、いつか行きたいとはしゃぐ

その後扇山まで足を伸ばした
写真は扇山から見た赤岳天狗尾根、大天狗と小天狗がはっきりと見えた
こちらもいつかは行きたい

ひとしきり雪山の眺めを楽しんだ後、下山開始

休憩中、弱層確認方法を教わる

いい斜面があったのでシリセード

今回はリフト山頂駅までのアプローチでラッセルをしましたが、
写真に写っている場所が夏道であることを下山しながら確認
正面の建物左側を奥に抜け、川を1本渡ってから右折、
古いゲレンデ?沿いに尾根線まで上がれます


普段のピークハントとは違い、時間があったからこそ色々なことに気づけ、
普段とは違う楽しみ方が出来た山行でした
やーごさん、ありがとうございました!


おまけ

下山後14時の写真、南東方向遠方(富士山のずっと後方)の高い位置に、
横一線に雲が見える

予報に出ていた南方の前線の影響かと調べてみると、
やはり寒冷前線によって出来た雲だった
(写真は天気図の矢印方向に撮ったもの)

今まであまり意識していませんでしたが、
こんなにはっきりと前線が見えるものなんですね



2021年2月25日木曜日

湯川アイスクライミング

【日程】2021/2/13(土)

【場所】湯川
【メンバー】かずき、こもり (ブログ記入)
【形態】個人山行
【天候】晴れ
【行程】
2/13(土)  8:00-13:00 トップロープにて練習 (車下車後のアプローチは片道5分)
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かずきさんにお誘いいただき、
湯川にアイスのガイド山行で行ってきました。
快晴の中、みっちりとアックスを使った登り方の練習ができました。
お声掛けいただいたかずきさん、ありがとうございました!


林道終点までは車で入れます。

林道脇から河原へ
アプローチは車を降りてから徒歩5分の近さ

途中アイスのブロックを超えて川向へ

この日は白髪鬼エリア(7m程度の滝が連続しているエリア)にて、
ガイドさんに場所を変えながら計3箇所にトップロープを張ってもらっての練習に。
フィックスロープがあり、左から回り込めば、
徒歩でもトップロープを張れそうです(要確認)

中間支点に
スクリューを縦に2つセットして、強度を増す
間のスリングはテンションを張っている状態です

どっかぶり挑戦中のかずきさん

川向にはさらに高い滝があり
今回は陽気のため既に溶けていますが、2週間ほど前にはまだ登れたとのこと

アイスは今回2回めでしたが、
少しずつアイゼン、アックスの効きを信じることが出来るようになってきました。

また是非お願いします!

梅祭りの湯河原幕岩フリー(2020/2/23)

成員:のりこさん(CL)、ぐっさん、りおさん、さいとー(ブログ記載)


行程:[8:30] 湯河原駅 → [8:45] タクシーでパン屋和っしょいさんの前下車 → [9:00] 桃源郷前に到着・登攀 [16:30]終了・タクシーで湯河原駅・帰宅

クリスマスローズ(5.10b)を登るぐっさん

のりこさんにお誘いいただき、某ジムで密会しているみなさんと今回は外岩へ!梅祭りでタクシーは、いつもの管理棟前ではなく公園に向かって右側の入り口(和っしょいさん前)で降車し、見ないけど梅祭りの入園料¥200を払って入園した。


梅がほぼ満開と見頃。桃源郷に荷を下ろすも、花見の観光客とクライマーが入り乱れ、どこもかしこも混雑。

靴下を探す ぐっさん


「ぐっさん靴下片方紛失事件」(それにしてもなぜ、りおさんのリュックから出てくるんだw)を切り抜けた我々がたどり着いたは、名も無きルート。それは前回、小森氏とトライしたエリアだった。(今回、りおさんは、外岩初心者なため全トップロープとし、他はリードまたはマスター。)


さてさて。まずは、正面のスラブ。2ピン目から3ピン目までが少し悪い。傾斜を右に避けるルートと壁の左側の傾斜が立つルートがある。

ピースする のりこさん

ポケットと小さ目のフットホールドを選んでいくので5.9くらいだが、バランシーで面白い課題。みんな難なくこなした。


右壁 左ルートを登る りおさん


お次は、一段上がった同岩の短い右の壁。左・右・真ん中の3本ルートがある。左のルートは、カンテ沿いから途中、右の終了点にトラバっていく。1ピッチ目が悪いけど足を決めれば問題ない。

右壁 右ルートを登る りおさん


右ルートは、右壁を使ってクラックに上がり、そのまま右のカンテ沿いに登る。みんなスイスイ。


右壁 真ん中を登る のりこさん

ただ、真ん中は、右壁とカンテなしで登るルートで、1ピン目からが悪くなり、足がないように思えるバランシーで尚且つカチるボルダーチックな課題。「手がない!」「足がない!」「次どこ?!」「いいホールドからどうしても離れられないぃぃーーー!」と騒いで、楽しくみんなでハマった(笑) が、のりこさんがルートを解析したので、次はRP狙いましょー!


フック船長のある岩


さてさて、消耗したので、お昼を食べてフック船長(?)へ移動




1ピン目上、1本指のポケットを頼って体幹で蛇みたいに登る。足を開いたり閉じたりして、体を右に左にクネクネクネクネ!スラブ楽しー!そして、りおさんスラブ強し!保持力もあって、読みながら探しながらいけるなんて!今度はリードあるのみっすね!




そしてそして、本日最後は、マコロランドのクリスマスローズ。ぐっさん、マスター!足を決めて、パワーで押しきってカッケッス!

テンションもらう私

自分は2ピン目上から、手が分かんなくて、テンション入っちゃったし、右に逃げちゃったしで泣ける。探すと、カチが左の見えない少し奥にあるのね。。。うーん未熟っす。



のりこさんは、悪い中、手を探しながら上がる上がる!みんなのムーブを見るとめちゃ勉強になる!



同じ課題を、それぞれどう登ると効率的なのか、最善か。柔軟性とか、力とか、剛性感とか、精度とか違うし、色んな人のムーブを見てると違いが面白い!フリーにのめり込む1日になりましたとさ。でめたしでめたし。








2021年2月23日火曜日

八ヶ岳大同心大滝と峰の松目沢のアイスクライミング

 

【日程】2021年2月20日~21日
【場所】八ヶ岳 大同心大滝、峰の松目沢
【メンバー】ナカ、ぐっさん、のりさん
【形態】個人山行
【天候】晴れ
【行程】
初日:
[8:00]美濃戸駐車場--[11:00]赤岳鉱泉--[14:00]大同心大滝--[18:00]赤岳鉱泉着(小屋泊)

二日目:
[7:30]赤岳鉱泉--[8:00]峰の松目沢出合--[9:00]F1--[13:00]F9--同ルート下降--[14:00]峰の松目沢出合--[17:00]美濃戸駐車場

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<大同心大滝>


<峰の松目沢のF9>



<初日>大同心大滝の登攀

美濃戸駐車場

途中、山の神の氷瀑を見に行きました。
相当溶けており、登ることができない感じでした

林道途中からは峰の松目沢が見えますが結構雪が深そうです。

強風で大同心、小同心には雪煙が舞っていました。


鉱泉にチェックイン後、大同心大滝に向かいました。


先行パーティーが居ましたので相談のうえ、左側を登らせていただきました。
また2段目のテラスに行きましたが結構狭いので、最上部の左のテラスから登ってみることにしました。

最上部テラスに向かう。




最上部テラスに到着

最上部のテラスから、登攀スタート。
足元が垂直に落ちているため、出だしが怖いです。
ところでこのテラスは、結構広いので快適です。
またしっかりとした支点があるので有難いです。


ノリコさんスタート


ぐっさんスタート

空に向かって登る感じで爽快です。

登攀終了同ルート下降。

<二日目>
峰の松目沢の登攀

先ずはF1はフリーで

F2は結構立派でした

ノリさんのリード

さらに沢をつめていきます

背後には阿弥陀と赤岳の絶景


積雪で途中のナメは気づかないうちに通過し、F8に到着。
短いですが、バーチです。
ぐっさんがリード。


実質的に最後のF9に到着

シャンデリアが発達してました。

F9の登攀



両日とも谷間のせいか、思ったよりは風が強くないうえに天気が良くて楽しめました。

<ナカ>