グラッチェ 会の記録


神奈川横浜を中心に、春山・夏山・秋山・冬山、すべての山で活動している山岳会です。
教育山行ももりだくさんです。ただいまメンバー募集中。

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2019年12月29日日曜日

西穂高岳西尾根

【日程】2019/12/28-/29
【場所】北アルプス、西穂高岳西尾根
【メンバー】こうの、やーご
【形態】個人山行:冬季バリエーション
【天候】晴れ
【行程】12/27新穂高第二駐車場(車中泊)
/28:[7:00]起床[8:00]出発--[9:00]穂高平小屋[9:19]--[9:45]取付き末端--[12:10]1946--[12:58]ごろごろ岩場--[16:00]2343(幕営)[21:00]就眠
/29:[5:00]起床[7:00]出発--[7:20]第一岩峰下部--ジャンクションピーク--第二岩峰--[12:13]西穂高岳[12:20]--[14:07]西穂山荘[14:40]--[15:20]西穂高口[15:30]=ロープウェイ=新穂高第二駐車場==入浴後各地

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天候持続しない事から山中1泊もしくは日帰り可能な西穂高岳西尾根に転進
新穂高温泉第二駐車場より

右俣林道よりゲート脇を通る

穂高平避難小屋にて休憩。トイレは¥200個室の一か所は扉が閉まらない。

牧場跡より先行パーティーのトレースが続く。

小屋裏尾根の1本南の尾根より取付く。雪が少なく笹が飛び出している。

新雪サラサラの急登藪尾根。途中、4人組パーティーに追いつく。70代の大先輩による宴会教育山行パーティー!年だからという言い訳は出来なくなった。1900m付近にて男性2人組パーティー、女性2人組パーティーに追いつく。ここまでのトレースにお礼をし、ラッセル交代。即席ラッセル隊を結成。

2030mごろごろ岩場は歩きにくく段差にて踏み抜きや木登り的に進む。雪質悪く疲れる前に先頭交代。4パーティーにてテント適地に急ぐがなかなか進まず。

時間はすでに16:00。今夜は気温が下がるので急ぐ。2350m付近コル手前に4-5テン、3テン、少し奥に2テン、コルに2テンを張ることができた。久しぶりの雪山テン泊。湿り気を帯びた雪によりウエアー、手袋はかなり濡れてしまった。疲れの為、あまりお酒を呑むことなく21:00就眠。



29日天気よく風も無い。4人組、女性2人組パーティーは既に出発。大学生4人組パーティーが上がってきた。7:00出発。コルからはいきなりの急登。朝一の温まっていない体にはキツイが先行パーティーのトレースに助かった。第一岩峰基部には意外と早く着いた。前日より雪がしまっているよう。

第一岩峰基部にて先行パーティーが休憩とアイゼン装着をしている間に、左に回り込みルンゼ手前までトレースをひきアイゼン装着をする。

総勢5パーティーによりトレースを引いてゆく。ボロボロの残置ロープがあるが木などのホールドは豊富。岩のミックス斜面なので蹴り込んだり岩にアイゼンを掛けて行く。支点は豊富なのでパーティーによってはロープにて確保した方が良い。

第一岩峰から先も登って降りてを繰り返す。西穂高岳へ続く一般ルート上には人の列






快晴の山頂にて大学生パーティーに感謝し、無事の登頂に皆で握手!

山頂から西穂山荘までも一般ルートとは言え気が抜けない。ロープウェイ駅までは危険個所は無いが地味な登り返しにぐったり。ロープウェイにてあっという間に駐車場へ。シーズン初めに軽い山行の予定だったが、他パーティーとの即席ラッセル隊のおかげで抜けることが出来た。天候(天気図)、雪質、雪量、装備、トレースの有無によりグレードがかなり変わるルートではないだろうか。

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