グラッチェ 会の記録


神奈川横浜を中心に、春山・夏山・秋山・冬山、すべての山で活動している山岳会です。
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2015年9月19日土曜日

剣岳合宿(1日目)

【日程】 2015/9/19-22(1日目)
【場所】 北アルプス 劔岳 北方稜線
【メンバー】 こうの(CL)、れお(SL)、あび、ゆうこ、りさ、まる

【形態】 劔岳合宿
【天候】曇り時々晴れ
【行程】07:30扇沢~07:46黒部ダム(着)08:00出発(作業道)~0900内蔵助平分岐~1130内蔵助平~1520三の窓雪渓下部~1530真砂沢ロッジ(幕営)

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夏山の最後の大イベントとなる剣岳の合宿がこの連休に施行されることとなった。
私も8月の山行から一か月、自分なりに自主トレを積んでの参加となり、憧れの剣岳、8月に行けなかった北方稜線のリベンジ、今回の合宿では8月の敗退をバネにしての意を決しての参加となった。


扇沢のトロリーバスではさほどの混雑もなく座れ、16分で黒部ダムへ到着。
天気予報では19日昼頃まで雨が残りそうではあったが、多少の曇り空ではあるものの予定通り真砂沢ロッジまで行くことに決定。
 
 

黒部ダムより関電工の九十九折の作業道を下り、ダムからの観光放水を下から眺め、内蔵助の分岐を目指す。8月の時には雪渓が残り、巻き道を登ったり、トラバースしたりとやや緊張する場所もあり、丸山東壁をじっくり眺める余裕もなく蒸し暑さに閉口するばかりであったが、さすがに雪渓も解けており8月とは雰囲気が違う景色が広がっていた。                            

  


内蔵助平までの一部で崩壊している箇所があり、フィックスを頼りに通過したが、前回は木が生い茂っていて気づかなかったづかなかった梯子が上部に見える。
梯子を上りきるとこのトラバース用のフィックスには通行禁止のロープが張られていたので、梯子を使うのが正解であった。
前回に敗退した水場へ到着。前を歩いていた神野さんが、無言で手を出してくれた。
思わず泣きそうになるのをこらえ、甘い湧き水を飲む。たったこの距離を8月には暑さと体力不足で歩けなく山行を台無しにしてしまい撤退をした苦い場所であったが、一つ目の関門をクリアでき、とても感無量である。

 

ここから内蔵助平までは未知の領域であるが、天気も良くなり爽快な風が心地よくなり、
足取りも軽く真砂沢ロッジまでを進むが、真砂沢へ降りる途中、不注意で右足を軽く捻ってしまった。
そのまま雪渓を渡り、真砂沢ロッジまで約30分。テント村と化した幕営指定地に、Grazieテントと2テンを張り、明日への活力を養う為に休息となった。

                           

皆に迷惑を掛けない様に出来る限りの手当てをするが、捻った右足は一晩中痛む。「どうか痛みが軽くなり、三の窓まで行けますように。」とただ祈るばかりであった。




※終始荷物も軽めにしてもらったり、足を気遣ってくれたり、行程を変更させてしまい大変申し訳なかったです。皆の気持ちがとても心に染みました。Grazie!!

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