グラッチェ 会の記録


神奈川横浜を中心に、春山・夏山・秋山・冬山、すべての山で活動している山岳会です。
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2020年11月9日月曜日

三つ峠 岩トレ

【日程】2020/11/7 (土)
【場所】三つ峠 屏風岩  
【メンバー】小森、齋藤 (ブログ記入)  
【形態】個人山行  
【天候】くもり時々はれ、後あめ 
【行程】 [7:00]三つ峠駐車場集合-[8:30]屏風岩取付-[9:00]登攀開始-[14:45]終了-[16:00]三つ峠駐車場下山
やっと三つ峠を小森氏と登ることができる。 これまで2度断念しているので、焦らしに焦らされ、胸の高鳴りが抑えられないくらいである。1度目は天気で、2度目は三つ峠を目の前にして、自分(齋藤)の車のパンクによって、これ以上ないという超絶クライミング日和にも関わらず中止となっている。 山は逃げないと言うのは、慰めでしかない嘘だと思った。  

この日はというと、南から前線がかかり、雨予報。 しかし、各社の天気予報にばらつきあり。午前中からパラつくという予報もあれば、午後3時までは晴れるというのもあったため、 とにかく現地判断しかないということで、予定通り駐車場集合とした。




 朝6時半、紅葉がきれいな駐車場は雨予報のためか、トイレより上のスペースにはかなり空きがあり、場所を選べた。 天気が良ければ明日も登りたい。その場合は車中泊になるので、比較的フラットなところを選んで車を停める。 外に出ると、気温は思ったほど寒くなかった。車の気温計で8度。 見上げると空は雲りベースだが明るく、もってくれそうだ。ただ、雲は風に押されるようにして早く流れている。 薄いタイツを迷った挙句はき、合流した小森氏と林道を歩いた。




四季楽園に到着すると山頂にレンズ雲を被った富士山と青空が見える。日差しが暖かかった。 ハイカー2、3人とすれ違うもクライマーはいなかった。屏風岩を2人占めである。右フェースへ向かい、ギアアップ。




一般ルート中央からNo. 10.5クラック、No.18クラックを繋いだ。リードとフォローを交代しながら岩を楽しみ登った。 途中、下を覗くと登攀の準備をしているパーティーやトップロープを張った初心者講習などで右フェースは賑やかになりだしたため、ロープをむやみに投げられず。懸垂は振り分けとした。小森氏との息も合って、快適快適!あっという間だった。  




中央カンテへ移動。先行パーティーが3P目の核心部で楽しそうにモゾモゾしている!俺たちも雨が降る前に!と追随。1~2Pはロープを伸ばし、自分がリード。3P目、小森氏が核心部を前にウズウズしているのが分かった。「登りたいんでしょう?」の声に輝く目である。カムも用いながら支点を確実に確保。リードを存分に楽しんでいるのが、下から分かった。

フォローだとリードよりも視野が広がる。必要以上に怖がらなくなるからだろうか。体勢が不安定でも、冷静に探すと結構ガバが見つかる。パズルが次々はまっていくような感覚が楽しい。 どんどん登って4P目に到着するやいなや、リード権限を巡ってじゃんけんである。結果は自分の負け。小森氏じゃんけん強し!じゃんけんを鍛えなくてはならない危機感。




そんなこんなで楽しい登攀を終え、懸垂下降で登山道まで戻った。 中央カンテの形状のおかげか中にいるときには風はほとんど受けなかったが、下に降りると風が強まり雨が降ってきた。そのため、この時点で終了とした。 「2人で登攀した」という充実感が、いっぱいの1日となった。お疲れさまでした! 


ー余談ー

帰り道、左フェース下で外国人が道迷いになっていたので、一緒に駐車場まで降り、車で小森氏が河口湖駅まで送ってあげた。小森氏は優男である。

 それまで気を張って頑張って歩いていたのだろう。「ありがとう」と言って車を降りて、駅に向かう彼は、本当に疲れていて、それこそ足が棒(笑) やっとやっと歩いていた。ちゃんと帰れたかな~??

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