グラッチェ 会の記録


神奈川横浜を中心に、春山・夏山・秋山・冬山、すべての山で活動している山岳会です。
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2020年12月7日月曜日

日和田山 レスキュー訓練

 【日程】2020/12/5 (土)

【場所】日和田山 男岩女岩
【メンバー】宮田、小森、齋藤 (ブログ記入)  
【形態】個人山行  
【天候】くもり
【行程】 [7:00]駐車場集合-[8:00]男岩-[8:30]登攀開始-[16:15]終了-[17:00]駐車場下山


リーダーレスキューの様子

この日は、レスキュー訓練を日和田山で行う!とその前に、寒いから何本か登ってからやろーということで、8時くらいに到着して、クライミングシューズを履いた。リードで南面右ルート、トップロープで西面バルジなどをそれぞれ複数回。自分は気が乗らなくて2回くらいしか登らなかったというのもあるけど、終始寒いと感じてたが、クライミングノリノリの宮田氏はポカポカらしい・・・耐寒強すぎる。


男岩の様子
そして、1時間もすると、岩場は写真のようにあっという間に満員になった。女岩に移動し、午後からレスキュー訓練となった。時間的にもリーダーレスキューを各1回行った。想定はアルパインクライミング中にロープ半分以上リーダーが登攀し、その後、墜落。意識不明で介助懸垂を要するという想定だ。トップロープで安全を確保しつつ、まずは登り返し。支点補強は行ったとし、ロープのつなぎ、介助懸垂、コブ通過を一連の流れで練習。実際の現場に近い環境をということで、小森氏の案で女岩のハング部で宙吊り状態にして行ってみた。小森氏が一番早くて30分。自分が45分くらいかかる。一番苦戦したのが、宮田氏で1時間以上だったかな?



自分が死体役で上から見ていたのだけれど、登り返しのプルージックが緩くて降りちゃったり、荷重の移し替えのシステムが他のカラビナと偶然接続されてしまったり、コブが通過できなかったり、死体役の取り扱いが宙吊りだと結構面倒なことがあったりで、トラブルにつぐトラブル。クライミングもアイスもひょうひょうとこなす宮田氏だけれど、この時はすごく必死で、なんだかすごく悔しそうだったのが印象的・・・。


ちなみに、ハーネスはアルパイン用が死体役の人はいいかも。足とか腰で止血されてしまって、宙吊り状態が続くと痛くなってくる。それから上肢に簡易ハーネス作って、楽な姿勢を保持できるような工夫とか必要かも。たった1回の死体役で腹筋というか体幹がバキバキになりましたw

あとは、フォローの介助懸垂とかしたかったんだけど、またの機会に。単一の技術は同じでも一連の流れで複合してみると頭こんがらがるのが人間だもの。なんか、あれかな〜スポートに来た時とかに、一番最初に突然「はい、自己脱出してみて?」とかランダムにテストして身に付けた方がいいかも。万が一だけど、できないと金田一だからなー。

そんなこんなで、良い土曜日となったわけです。
おしまい

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