グラッチェ 会の記録


神奈川横浜を中心に、春山・夏山・秋山・冬山、すべての山で活動している山岳会です。
教育山行ももりだくさんです。ただいまメンバー募集中。

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2020年12月1日火曜日

救助隊秋季講習会

【日程】2020/11/28 (土)

【場所】戸沢 水無川河原
【メンバー】やごさん、こもり (ブログ記入)
【形態】個人山行
【天候】晴れ→曇り
【行程】11/28 各自 [12:30]戸沢駐車場集合 - [13:00]講習会開始 - [17:00]ビバーク訓練に移行 - その後河原で宿泊、翌日モミソ岩でのレスキューにそのまま移行

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やごさんと救助隊の秋季講習に参加しました。
色々な内容がありましたが、
特に印象に残った事故直後の初動について記事に残しておきます。


以下事故直後の動きです。
(4)で実際の救助を開始するまでに、やらないといけないことがあります。
焦って行動することが一番危ないので、「まずは落ち着くこと」が大切ですね。


(1)自分自身とメンバーの安全確保を最優先すること
  →事故時はテンパっているはず、まずは落ち着くこと
  →焦って行動して2次事故・遭難を起こすことは厳禁

(2)事故状況の確認、具体的には
  →現場の状況確認 (現場は安全か、滑落、追加の落石リスク有無、など)、危険なら場所を移す必要あり
  →何が起こったか確認
  →要救の受傷状況確認 (意識・呼吸の有無、出血・外傷確認 など)

(3)役割分担の確認
  →まずは明確にリーダーと指示系統を確認 (各自バラバラの行動をとらないこと、非常に危険)
  →その後各役割(安全監視、連絡、記録 etc...)を決めた上で、必ずリーダーの指示で行動

(4)救助開始


その後の具体的なファーストエイドの内容で印象に残っているのは、下記のような内容。
・救助中の声掛けの重要性 (要救に状況を理解させ、落ち着かせる)
・滑落など激しい怪我の場合は頸椎骨折の可能性があるので、かならず首を固定の上で静かに動かすこと
・現場での対応は「本職の救助隊に引き渡すまで状況を悪化させないためのもの」と割り切り、早く引き渡すことを念頭に対応する
・一度落ち着いても時差をおいて容態急変の事例多数、ためらわずに診断を受けること


最後にこれは講習会の内容ではないのですが、他の山行で
「この状況で万が一〇〇が起こったらXXの動きをとる」
ことを常に想定しておかないと、いざという場面でとっさの行動がとれないよ、との会話が。
言われれば当たり前とはいえ、
いざ自身の過去の参考を振り返ると出来ていない場面ばかりですね。。。

冬山に向けて、先週今週とレスキューを見直すとてもいい機会でした。

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