グラッチェ 会の記録


神奈川横浜を中心に、春山・夏山・秋山・冬山、すべての山で活動している山岳会です。
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2021年5月14日金曜日

初めての三ッ峠山でのクライミング

 【日程】5月7日(土)および8日(日)

【メンバー】

5月7日(土)なかさん、ぐっさん、やごさん、こもりん、りお

5月8日(日)やごさん、こもりん、りお(ブログ記載)

【形態】個人山行


5月7日(土)

お天気は晴れ。
三つ峠山は初めて。
広沢寺や湯河原とは違って岩がそびえたっており圧倒される。
富士山がどーんと見えているのは気持ちが和むが振り返ると岩、岩、岩。



なかさんとぐっさんはあぶみでの人工登攀練習がメイン。
やごさん、こもりんと私はマルチピッチの練習を予定。

私はまず支点構築の練習。
いろいろと注意やアドバイスをもらえるのが本当にありがたい。

午後からは実際に登っての練習。
混んでいることもあり、
1ピッチ目:リード→リーダーピッチ(IV+)→やごさん
2ピッチ目:無名(トラバース)→こもりん
3ピッチ目:10.5クラック(Ⅲ)→私




Ⅲ級(5.4~5.5)だというけれど、ジムのグレード感が違う上に景色や高度感も違う。
私の中では5.4~5.5は全く緊張感なく登れる、それもクライミングシューズでなくても登れるというイメージなのだが違った。
ロープを結び付けているからこそ安心感もあるけれど、緊張感も増す。
ジムと違ってホールドに色もついていなければテープもないのでどう進むかかなり迷うが、やごさんとこもりんからはⅢ級(5.4~5.5)のルートだからといアドバイスしかない><
このとき緊張が高まって私は相当怖い顔をしていたらしい。
最後はこんなところを行くのかと思いつつも結局その中で自分が登れそうなとこ
ろを進む→どうやら正解。
とはいえ迷いながら登ったせいかクイックドローの使い方がド下手。
その後セルフビレイはどうにかとったもののそこのテラスは別の山岳会で占領されていて支点構築したくても待つしかない。
やっと空いた場所で支点構築をしてやごさんとこもりんを引き上げる。
本当はもっと先へ進むはずが、上部から懸垂下降して降りてくる人が多く動けない。
おしゃべりしながら待っていると人が倒れ込んできた。
どうやらバランスを崩したらしい。
一度あることは2度あり、更に3度目もあり。
さすがに3人目がふられてきたときにはこもりんはすでに慣れていて片腕で
キャッチ。

時間がどんどん経つし風が出てきたこともあり今日はここまでで降りることにする。
懸垂下降で振られる人を見たあとだと結構怖かったが、無事着地。
その後一般ルート・右(Ⅲ)をリードで登らせてもらいひとりで懸垂下降。


この日は終了!

当然ながら四季楽園もはじめて。
夕飯はボリューミー・・・(朝もらしい)。
こもりんの部屋でおしゃべりをして寝る。
半分寝て居るのに楽しい会話になると笑い声だけ参加してくるやごさんが不思議だった 笑


5月8日(日)
お天気予報では風が強い予報だったが、皆の普段の行いがよいせいか、風が9時くらいから止む。
もちろん晴れ。

午前中はレスキュー訓練。
-フリクションヒッチを使った登り返し

-リード側が落ちたりしたときの対応(仮固定からフリクションヒッチを使って別の支点への荷重の移し替え)
-1/3引き上げシステムをやってみる。




午後はまたマルチピッチの練習。
この日は、
1ピッチ目:一般ルート・右(Ⅲ)→私
2ピッチ目:無名(トラバース) →こもりん
3ピッチ目:10.5クラック(Ⅲ)→私


4ピッチ目:No.16クラック(Ⅲ)→私
5ピッチ目:無名(Ⅱ~Ⅲ)→私
6ピッチ目:無名(Ⅰ~Ⅱ)→私 (天狗の踊り場)


その後懸垂は3回に分けて降りる。
1本目はやごさん、2~3本目は私がトップで降りる。
懸垂も必ずしもスムースに行かず。
肩にかけて降りながら伸ばしていたロープがかなり絡まってしまいそのロープをほどくのに時間がかかった。
また最終ピッチはロープを投げたので懸垂ルートの間違えようがないと思っていたのだが、2本のロープが大きな岩の右と左に分かれて落ちていて安定したところで片方のロープを引き上げてもう一度投げ落とす。
(やってみないとどうなるかわからないことは多い)

正直ミスをしてはいけない等々緊張感が続いて気持ちの余裕がほとんどなく、ちょっと前の記憶さえ???
また石橋を叩くほどに慎重にした結果時間もかなりかかってしまいました。
もっと慣れないとだめですね。

最後に、
2日間のマルチピッチの練習はほぼ私のための時間となり、やごさんとこもりんは色々思うところがあったかと思うのだが、最後まで嫌な顔ひとつせず付き合っていただき感謝。

今回学んだこと
●支点構築:自分と支点との距離が近すぎるとロープを引き上げるのがスームー
スでない。

●支点構築には色々あり。(木や岩を使って、また太いリングにはラウンドター
ンでの支点構築など)

●滞りなく支点構築できるようギアをセットしておく

●慎重さは必要だがスピーディに

●声はでかく

●想像力をはたらかせて(先を考えて)


以上



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