【日程】2021年5月23日(日)
【場所】小川山 烏帽子岩左稜線
【メンバー】なかさん、のりお、ぐっさん
【形態】個人山行
【天候】晴れ
【行程】 [6:30]廻り目平→[7:10]取付き→[7:30]1P→[15:45]14Pエスケープ→[17:00]廻り目平
当初計画していた谷川岳は天候不良で行けなくなり、小川山に行ってきました。
1日目はガマルートを登り、2日目は烏帽子岩左稜線を登りました。
烏帽子岩左稜線は全18Pの長いルートですが、途中繋げたりするともう少し短くなります。
このルートは初めてなので、ピッチの切る場所がガイド本と違ったりしてロープを引くのが重くなったり、ルーファイもいろいろ考え楽しむことができたルートでした。
小川山にこんな魅力的なアルパインルートがあるとは思いませんでした。
今回は先行パーティーが3組いて途中で渋滞待ちがあったりして最後のチムニーまで行く事が出来ませんでしたが、次回は18P目のチムニーまで登って完登したい思います。
烏帽子岩を見ながらガレ場を登っていくと沢状地形になり登っていきます。 |
沢状地形を登っていくと途中にケルンがあるのでそこを右に入り林の中を進みます。 |
左稜線1P目汚い岩溝~凹角を登る。立木にスリング掛けたりカムを使って支点を取っていきます。この先のピッチもピナクルやカム、たまに錆びたハーケンなどを使い支点を取ることが多かったです。 |
2P目クラックを5m登り右へ移り登る。 右へ移るムーブが2P目の核心。手前にハーケンがありました。 |
3P目ダブルクラック。ジャミングがよく効く。クラックを登ってもよし。 フェースを登ってもよし。カムは必須。 |
4P目階段状のクラックからフェース。 途中一箇所難しい箇所あり。ハーケンに支点を取りカチが見つかれば・・・ |
5P目見晴らしのいい岩稜歩き。 ロープの取り回しに気を付けないと引きが重くなります。 |
6P目右から取付き岩尾根を登る。 |
ロープの残りが少なかったため、ここでピッチを切りました。 |
7P目途中ハーケンあり |
7P目終了点残置ハーケン2本とカム |
8P目チムニーを左から登る。 この先にリングボルト2本あるがもう少し先に進むとハーケン2本あり。 |
一瞬怖いトラバース。アンダーのホールドが見つかるといいですが、 リードしてる人は怖い思いします。 トラバースする手前にリングボルト2個の場所でピッチを切ることをお勧めします。 |
こんな感じでしゃがんでトラバースします。 |
9P目L字に曲がるリッジをたどる。 |
10P目出だしは少し下り、リッジをたどりクラックの基部へ。 |
11P目ハンドクラック |
12P目稜線を30mほど歩くと下降し、 さらに10mほど奥に進むと懸垂支点がある。 |
13P目懸垂支点 |
13P目懸垂下降。リッジ上の懸垂下降で左に振られると 元に戻るのが困難と思われる。 |
懸垂終了点から懸垂支点 |
14P目クラックの走ったリッジからチムニーを登る。 |
14P目終了点 残置スリングを使用して残置スリング正面にして左側へ懸垂下降します。 今回は時間切れとなり、下降した先から踏み跡を歩き多少藪漕ぎした後、岩稜帯をコルまで歩き下山しました。 |
コルから先の下山ルート。 下降路の踏み跡や所々ピンクテープがあります。 1時間程度で廻り目平キャンプ場に到着します。 |
今回、3人ツルベで14Pという長いルートを経験し反省点がありました。
途中の待ち時間で水分補給や行動食を食べるという忘れていて殆ど飲まず食わずで行動していました。
初見ルートという緊張もありましたが、一人は手隙になる時間をうまく活用して、水分補給、行動食を食べる時間をさりげなく設けるようにしたいと思います。
また、ピッチを切る位置はロープが屈曲する手前でなるべく切るようにしてロープの引く重さを軽減すること。
今後も長いピッチ数を登攀する時は今回の経験を活かしたいと思います。
ぐっ
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