グラッチェ 会の記録


神奈川横浜を中心に、春山・夏山・秋山・冬山、すべての山で活動している山岳会です。
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2020年10月24日土曜日

乾徳山 中央稜

【日程】2020/10/24 (土)

【場所】乾徳山
【メンバー】Iさん、Tさん、齋藤 (ブログ記入)
【形態】個人山行
【天候】曇りときどき晴れ
【行程】
 [9:00]駐車場  [10:30]下降点到着 [11:00]開始 [15:30]山頂 [16:45]駐車場

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予定では三つ峠であったが、講習で相当数入っているようで、混雑が予想された。そのため急遽、乾徳山に転進する。駐車場まで急ぐ。天候は晴れだが、近づくにつれ、山頂付近がやや雲がかかっていることが分かった。


駐車場から登山道を行く。歩き始めは少し寒く、手が悴むが、その内、背中にじわり汗をかくようになった。ヤマラッキョウの花を愛でながら、何とかかんとか登山道を登る。


下降点につくと、北側の景色を眺めていた登山者から「ここを降りるんですか?」と不思議そうに聞かれた。登山者が言うには気温は5度。日差しは残念ながらなく、北風に体感は1~2度くらいか。中間着を着込んで取りつきへの下降を行う。

下降は足元が不安定で落石の危険と常に隣り合わせであった。ロープが触れるとガラガラと簡単に崩れる。慎重に下降を繰り返し、取りつきにつくと、先行パーティーは1組だった。


木がなくなったからか、風が下降点よりも強目。しかし、段々と日が射すようになっており、心配だった天気は好転の兆し。先行パーティーが抜けるのを待ち、Iさんがリードする。

Iさんはピナクルや立木で次々と支点を確保する。スイスイと核心部も抜けていく。フォローの自分の方が時間がかかっているくらいだ。特にガイドヌンチャクは有効かもしれない。手際の良さやロープの扱いを間近に見ることができた。

ところで、核心部や3P目あたりの岩は最近剥がれたであろう跡が散見された。ガバだと思い掴んだホールドも、確かめると小刻みに動き少し震える。こういう危険因子も察知できる広い視野が必要だと感じる。


途中、登山道を経由し山頂まで、ロープを伸ばした。到着の頃には、すっかり青空が広がり、風もおだやかとなった。山頂でゆっくりしたかったが、朝出遅れているので、そのまま下山することに。秋のクライミングを楽しんだ。

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